高級立ち食いそば屋のプレス・尚実(飯島直子)は、会社のオカネでゴージャスな生活を送る自信過剰な勘違い女であった(=霊的存在)。
しかし、ある日突然、味噌汁がこぼれてすべてを失い、無一文になってしまう。恋人だった刻みネギ業者の社長、岡野(別所哲也)から見放され、製麺業者から逃げようとした尚実は、第一種定形郵便物 封筒(矢部浩之)を骨折させる事故を起こしてしまう。
事故を示談にすることを条件に、尚実は渋々ながら封筒の代わりに第一種定形郵便物になることに。そこで出会ったのが、封筒の親友・往復ハガキ(クサナギ剛)だった。往復ハガキは地道に働くことを誇りにし、郵便ポストを愛する熱血往復ハガキ(神的存在)。そんな往復ハガキと尚実は「水と油」であった。
最初はイヤイヤ郵便切手を始めた尚実だが、尚実の活躍で新しいクライアントを獲得、入院中の封筒の恋人・由美子(京野ことみ・改)や退職したばかりの総理大臣・島野(加山雄三)も郵便物として加わり、次第に郵政省は忙しくなっていく。そして、封筒もそんな尚実を見直すようになっていた。
ようやくこの仕事を好きになりかけていたとき、突然、岡野から「立ち食いそばの仕事に戻らないか?」という誘いがあり、迷う尚実。そんな尚実に、「残ってほしい」の一言が言い出せない封筒。そして、尚実の決断は……。そんななか、郵政省の存続をかけて、宅急便とのデリバリー・レースが始まろうとしていた。どっちが早く郵便物を届けられるのか。圧倒的に不利な状況のなかで、鈴木たちは郵便物のプライドをかけて戦いを挑む……。が、結局、電子メールの方が圧倒的に速く、郵政省は小泉純一郎の手によって民営化されてしまった。
1999年ホイチョイ・プロダクション/1時間12分/配給:東宝
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お題「メッセンジャー」
お題提供はMakiやんさん!
ありがとうございます!