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【コラム】零年問題

ZxNet Tech-NewS 1999.07.20


 2000年問題すら解決していない状況で、コンピューター業界は今、零年問題に揺れている。

西欧圏ではキリストが再臨した年が、新たな紀元0年となるとされているが、コンピューターは救世主の再臨を認識せず、新西暦0年を旧西暦2000年と勘違いし、誤動作する。これが零年問題である。

救世主が再臨したとたん貴方のクレジットカードが使えなくなるかもしれないのだ。
何とも皮肉な話ではないだろうか。

欧米では「恐怖の大王はキリストの再臨である」とする説が主流であることから、零年問題は絵空事ではない危機として捉えられている。1999年7月に入って以来、コンピュータ業界はキリストの再臨に神経質になっている、先月フロリダで行われたWindowsデベロッパーフォーラム99の講演でビル・ゲイツが「私がキリストの再臨だ」とジョークをとばして、会場のブーイングをかったのは記憶に新しい。
既にそんなジョークすら許されない状況になっているのだ。

Y2K問題でその危機をいち早く指摘したコンピュータアナリスト、ヘンリー・ガードナーは政府の対応の遅さを指摘した上で次のようにコメントしている。

「事態は2000年問題より深刻だ、2000年は確実に来るが、救世主はいつ来るか不確かなのだから。解決するには2つの方法しかない、コンピューターのプログラムを全て書き換えるか、キリストを再臨と同時に殺すかだ。どちらの方法をとったとしても莫大なコストがかかる。今はキリストの再臨がないことを祈るしかない」

Y2K問題のスペシャリストも気まぐれな救世主にはお手上げのようだ。

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